
この記事ではどん底から起業家として成功した人の体験談について個人的な意見を語るわよ!
世の中に溢れている起業家のどん底体験談、あなたはどう感じているかしら?
「起業しようと思って」…っていう話を身近で聞いたことのある人って、最近多いんじゃないかしら?
会社を辞めて起業する人、学生時代からすでに起業しているって人もいるわよね。


ところで「起業家」ってどんな人のことを言うかご存知かしら?
日本人は起業家・企業家・実業家・事業家って言葉は知っていても「なんとなくすごい人」くらいの認識しかないって人が多いのよね。
起業家の定義は「自分自身で新しい事業を興した人」のことを言うんだそうよ。
だから「家業を継いだ」とか「暖簾分けしてもらった」という人は含まれないってことよね。
起業家って聞くと一見「自分一人で事業を興してすごいわ~」って感じだけど、ぶっちゃけ誰でもできちゃうのよ。
「私、今日から起業します!」って宣言しちゃえば、ある意味それでも起業したことにはなっちゃうからね。
売上が無かろうと、赤字経営だろうと自分がその仕事で起業したと言えば、一応起業家って言えちゃうのよ。
人間って肩書に弱いから、その人がどんな仕事でどんな成果を上げて、どれだけ社会貢献をしているかより、起業家っていうだけで「「スゴイ!」って思っちゃうのよね。
でも、私も実際に起業してみて思ったけど、起業家ってまさしくピンキリ!
起業したもののすぐに廃業しちゃう人もいるから、本当にスゴイって言えるのは何年も継続してその仕事で食べて行かれている人たちのことよ。
私も自分が起業するまでは「起業するなんて自分には無理!」って思っていたし、起業家として成功したという人の話を聞くと「ますます無理!」って思ったものよ。
起業家として成功した人の体験談をセミナーや講演会で聞く機会が何度かあったし、メルマガやご自身のサイトのプロフィールで起業までの道程を読んだこともあるわ。


でも、成功したという起業家のほとんどの方は壮絶などん底体験を経験されているのよ。
「親が事業に失敗して幼い頃から闇金から逃げ回る日々」「事故に遭って九死に一生を得て開眼した」「妻の反対を押し切って独立して莫大な借金を負って離婚された」
親や家族のせいでどん底を味わったり、事故や災害でツライ目に遭ったり、自身の大失敗で目が覚めた…などなど色んな体験談があったわ。
大体はお金が無くてすごく苦労をしたってところがポイントよね。
暗に「お金が無くて大変な思いをしたから、お金の大切さを誰よりも分かってます」ってアピールしてるように思わない?
起業家のどん底体験談は実話なのか?話を盛り過ぎてない?
起業家の方のどん底体験談を初めて聞いた時は「大変なご苦労をされてきたのね~。」と私も思ったものだけど…。


あまりにもどん底体験談ばかり聞いていると「人生でどん底体験をしていないと起業家として成功できないのかしら?」って思っちゃったのよ。
あの時のどん底体験があるから今の成功がある!…みたいに言われちゃうとさ…。
私みたいにごく普通の家庭に生まれて、裕福ってほどじゃないにしても人並な生活を送ってきて、大きな怪我や病気もしてこなった人間は、起業してもダメなんじゃないか?って思っちゃうのよ。
当時の私は派遣社員として会社勤めをしながらネットビジネスの勉強をしていたんだけど、うまくいなかいと「やっぱりどん底体験してないから頑張りがきかないのかしら?」と思って落ち込んだりしてね。
今、思うと純情だったなーって感じよ。
起業家のどん底体験談に疑問を持ったのは、とある起業家のプロフィールページを読んだ時だったわね。
その方もやっぱり壮絶な過去を何行にも渡って書かれていたんだけど「あれ?この話…どこかで聞いたような?」とピンと来たの!
そう!別の起業家さんのどん底体験とすごく似通ってたのよ!!
「これは、どちらかがパクったな…」と悟ったわよ。
その後、確信に変わったのはある人の個人コンサルを受けた時よ。
その方は東日本大震災で被災して家財道具一式を失って、一からブログを勉強して成功したという男性だったの。
でも、段々とその方に信頼されてその方の仕事を一部手伝うようになった頃、なんだか辻褄が合わない話を聞いたのよね。
私は偶然にもあの震災の日、福島に旅行で出かけていて被災しちゃったんだけど、その時の話をしていたら彼は「ぼくはその時、家族と大阪にいて」って話になったのよ。
で、ちょっと突っ込んで聞いてみたら「あ~、あれはセミナーで人を集めるのにそう言った方が説得力があると思って」とゲロったわよ!
結局、その方とは仕事についての方向性が合わなくて決別したけれど、プロフィールではかなり話を盛っていたんだな~って思ったわ。


やっぱり付き合いが長くなるとボロが出ちゃうわよね。
起業家の人、全員が話を盛り過ぎてるとか嘘を言ってるとは思わないけど、起業して成功する条件がどん底体験っていうのは無いわね。
だって今、私が師事している師匠はそこまでのどん底体験ってしていないけど、ちゃんと成功しているし、その師匠に習って今の私があるわけだしね。
確かに体験談にはどん底体験を盛った方が集客するには人の興味を引きやすいことは事実よ。
人は他人の幸せな話より不幸体験の方が蜜の味だし、学もお金も無い人が起業して大成功したっていう方がサクセスストーリーとしては面白いしね。
ごく普通の女性が派遣社員の仕事に限界を感じて起業しましたっていうんじゃ、ドラマ性には欠けるでしょ?
でもね、ごく普通の人でも起業して成功できるんだから、どん底体験が無いからって悩むことも嘘をつく必要もないわよ。
どん底体験をしていない人は起業家になるなら強い精神力を持つこと
本当の意味でどん底体験をした人って、やっぱり精神的に強いわよね。
まぁ、どん底の状況から這い上がってきたという実績があるから、当人は怖いもの知らずなのかもしれないわ。


個人的にはあまりしたくない体験だけど、起業しようっていう人はやっぱり精神力が強くないとやっていけないところもあると思うわ。
起業してずっと順風満帆な人なんていないし、自由にできる分、責任も重いしね。
私の周りでも起業したものの、思ったように成果が出せなくて精神的に追い込まれてしまった人って何人もいるのよ。
中にはブログで当たって公務員という職を捨てた男性もいたわね。
奥さんと小さいお子さんがいたんだけど、トレンドブログで当たって報酬がドカン!と入ってきちゃったものだから、副業禁止の公務員の仕事を捨てたのよ。
その後一年くらいは順調だったんだけど、その後トレンドが変化してその分野のブログじゃ成果が出にくくなっちゃったのよね。
いきなり報酬がゼロになっちゃったわけだけど、マンションのローンは待ってくれないし生活費はかかるし…。
これがキッキケで彼はうつ病になっちゃったそうだけど、今ではバイトをしつつ新たな分野で頑張っているそうよ。
ネットビジネスは当たると一気に収入が上がることもあるけど、調子に乗ってすぐに本業を辞めたり、大きな買い物をするのは危険よ。
一気に上がるってことは一気に下がるってこともあるんだから。
自営業って何事も波があるけど、その波に翻弄されない精神力をつけることも大切よ。
売上が伸びたからって舞い上がったり、売上が下がったから気持ちが落ち込んだり…。
成果が出るって素直に嬉しいけど、あまり一喜一憂し過ぎると精神的にツラくなってくるわよ。

成果が上がっても上がらなくても毎日きちんとやるべことをやる平常心を持つことが大事。
そしてどうして成果が上がったのか?または上がらなかったのか?しっかり分析することも大切よ。
でも、人って弱いから一人で考えていると、どんどん暗い方向へ考えがいきがちなのよ。
だからもしもの時に相談できる存在がいると、精神的に大きな支えになるわ。
職種が違ったとしても起業家の悩みって似ているから、情報交換できる信頼できる人がいると安心よ。
私も今の師匠に出会って、同業者は敵じゃなくて相談し合える仲間なんだって思えるようになったの。
ネットビジネスは誰でも始められるし、普通では出会うことのない人と出会える仕事なんだって思うわよ。
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